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ニューヨークジャーナル 133

道を歩いていて気になったお店はメモ。
なかなかの嗅覚で美しい空間、おいしさ発見続出!

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おいしいパン・オ・ショコラ見つけた!
Brasserie Pushkinはロシア料理のお店なのですが、アートのようなペストリーやケーキが並ぶ手前のケースに釘付け!。NYではブランチ、ランチメニュー(セットやプリフィクス)を用意しているレストランもありますが、昼夜同じメニューの場所も多く、ランチ時でもアラカルトから選ぶ機会がよくあります。周りを観察していると、特にランチはサラダやスープのアペタイザー(前菜)は飛ばし(または一緒に来た方とシェア)まあまあの量が期待できるアントレ(アメリカではメインのこと。フランス語では「前菜」なので、なんとも紛らわしいよねぇ)をいきなり頼むことが多い。アントレは、しっかりとした肉や魚料理や、バーガーなどのラインナップ。

どうしてもパティスリーコーナーのパンオショコラが気になってパンオショコラとビーフストロガヌフをオーダーしたところ、「ではアペタイザーにパンオショコラ、メインにビーフストロガヌフでよいでしょうか?」とロシア語なまりの英語でウェイターさんが確認、ちょっと苦笑い。前菜ってほどでもないんだけどね、パンオショコラ…。サイドにちょいってある脇役的な謙虚さを期待していたのだが。NYでは提供するお料理の順番を確認するレストランも多いです。順番の哲学があるのかなぁ。

そして運ばれてきた’前菜’パンオショコラ。小さなお皿にパンどーん。ウェイターさんにセッティングされた、皿を挟んでナイフとフォーク…。パンオショコラってこんなに偉そうな食べ物だったけかな。とにやにやしながら手でパクっといかせていただきました。’前菜’の高貴なパンオショコラの皿がさげれる時、「いかがでしたか?」と聞かれたので何様発言「本場パリで食べたようにおいしゅうございましたわよ、おほほほ」と芝居めかして言ってみたところ「そのとおり!パティシエがパリジャンなんだよ!」と誇らしそうに教えてくださったとさ。

……ロシアはどこいった?
店舗は本店モスコ、パリ、NYらしいです。洋菓子に関してはなぜか「パリ」のようです。




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もうひとつ、散歩の途中、ここは絶対行ってみたい!と思っていた素敵空間。One If By Land Two If By Sea。人におすすめする度に正式名称がわからないお店。ウエストヴィレッジという都会にありながら、郊外の邸宅に来たかのような気分。上品なお庭があり、さんさんと陽が降り注いでいます。気品ある小説にでもでてきそうな空間で、わたしは「コネチカットのアンクルピーターの家」(架空)と名付けました。ここはジャズバーでもあり、夜はシネマチックな雰囲気。あとから聞いた話によると実はここ、NYではプロポーズの名所のひとつ、またヴァレンタインデーには予約でいっぱいという、まったく隠れ家的でもなかったオフィシャルにロマンチックな場所なんだそうです。連れていった女友達からは「明希葉は女にモテるレストランリストをいつも持っている」と喜んでいいのかよくわからないコメント。きっとわたしは女性好みの場所が好きでミーハーで、そして誰かさまのお誘いを待つ前に行っちゃう男前さは残念というべきかなぁ。


あくなき好奇心は続く!
by akiha_10 | 2012-11-22 04:29 | NY Journal
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