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ニューヨークジャーナル 132

ついにこの季節、アイススケートリンクが敷かれる季節です。
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このタイミングになるとホリディシーズン到来。
まずはアメリカ中が楽しみにしているサンクスギヴィング(感謝祭)。
アメリカ人に聞いたところ、サンクスギヴィングは気楽で楽しい、同じホリデーでもクリスマスは若干のストレスを感じるものなのだそうです。サンクスギヴィングもクリスマスも基本的に家族行事なので、家族で集うのが一般的なようですがクリスマスとなると家族、または恋人と交換するプレゼントを考えなくてはならい。また宗教色が強いため特にNYに多いユダヤ人との間に微妙に気まずい空気が流れる、と様々な方面に気を配ることが必要とされるため、単純でハッピーなサンクスギヴィングの人気が高いとのこと。ん?感謝祭も宗教行事では?と思うところ、宗教色はほとんど弱まっており、今は食べ物に感謝、家族に感謝、とほくほくとした家族や仲間同士で過ごす連休大イベントになっているようです。


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去年も同じ時期郊外から訪れて、今年もNYに遊びにやってきた、ちいさいお友達(友人の親戚)マーク。昨年はお話をするというよりキャンディショップに行ったり怪獣おもちゃで遊んだり、という文字通り「遊ぶ」お友達だったのがたったの一年で青年に!ちゃんとお話ができるようになっている!昨年同様「キャンディ行こっか?」と提案すると「トップオブザロック(ロックフェラーセンターの展望台)に登りたい」といつのまにロマンチック男に?ノーモアキッズ?いやいや、単純に夜景が見たかったのでしょうが、「花より団子」の自分の子ども時代(今もだったりして…)から考えるとキャンディから夜景、は飛躍的成長!と子どもの一年の成長ぶり、著しい変化に感動。一年という期間のポテンシャルに驚くと同時に自身を振り返り、この青年ほどの成長があっただろうか、一年酸化しただけじゃなければいいなぁ、となんだかドキドキするのでした。a0028990_20391647.jpg去年と今年のマーク。












日本食で楽しいところに行こう!と焼肉「牛角」へ導く。a0028990_20302539.jpg
「牛角」NY店あります。とても人気です。もともとアメリカ人が好きな肉ですものね、大半が地元客です。
そういえば、wagyu(和牛)という言葉はNYにおいてはかなり市民権を得ています。アメリカでは、これまではゴムのようなニクニクしいものが「おいしい肉」とされていて、脂肪のある柔らかいお肉はあまり浸透しなかったようですがここ数年でwagyuは大人気に。ただ、もちろんwagyu=和牛、和の肉、という言葉の成り立ちまでは知らないのでwagyuという柔らかめの肉、または部位と思っているアメリカ人がほとんど。日本(和)の肉だと説明すると皆驚きます。そしてなぜ日本が和なのか、と質問されるとおや?となり、一瞬よぎった漢委奴国王を一蹴、刻一刻とこんがりとしていく育成中の肉を焼きながら、「long storyだよ」とぼやかす流れで。改めて聞かれないと、「それはそういうもんなんだよ」と思っている日本語が多過ぎて発見の毎日です。牛角キャンペーンで日本への旅行券があたるということでエントリー!マークは人生初のハラミや牛タンに舌鼓、デザートは炭火でつくるs'mores(マシュマロを焼いて溶かしてクッキーと板チョコで挟む、アメリカBBQ定番のおやつ)を楽しむ。




wagyu同様何故かNYで肉の種類としてKobe(神戸)も浸透しています。神戸牛のことなのですが、ブランド牛の中でもなぜ神戸牛が市民権を勝ち取ったのかは謎。きっと積極的なアメリカプロモーションがあったのでしょう。ちなみにこれも、日本に旅行した方ならまだしも、ほとんどの方がKobeが日本の都市の名前だとは知らず、Kobeという肉の部位かなんかだと思っています、ちなみにアメリカ人はコービーと発音しています。kobeは日本にある地名のひとつで、wagyuというカテゴリーの中にkobe beefはあるんだよ、と説明すると予想以上の「ほほう!」ポイントゲットだぜ。

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それから、日本人があまり知らないけれどもアメリカで知られている日本料理としてHIBACHIがあります。「やっぱりAkihaは日本でHIBACHIとかによく行くの?」と何人かのアメリカ人に聞かれて謎でした。火鉢?というと七輪のようなもので、ついサンマを思い浮かべますが、HIBACHIとは日本でいう鉄板焼きレストランのことらしいのです。おなじみの、大きな鉄板を目の前に、職人が巧みなトークとともに見事に料理をさばく、というエンターテイメントスタイル込みでアメリカでも人気らしいのです。なぜHIBACHIかは謎ですが、アメリカではバーベキューグリルのような製品そのものをHIBACHIという名前で売っていることもあります。おもしろいねぇ。



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日本食といえば、今年春オープンした大戸屋も。ただ、学生やサク飯ビジネスマンやOLの味方「気軽な大戸屋」ではなく、なんだか洗練おしゃれOOTOYA!ダウンタウンにあるラーメン一風堂もそうですが、NY進出となると気合いでしょうか、お洒落空間となって現われます。価格帯も質もリュクスに。大戸屋は美味しいのですが何を食べてもチップ込みで20$近くなるので、もはや定食にしては高級。一風堂もチップをいれるとラーメン一杯15$近くなるのでやっぱり高級。それでも恋しくて食べることもありますが、いつも人気。ここはNY、美味しくてちょっと雰囲気がよくて、となるとどれだけでも出す人はたくさんいるということですね。a0028990_20353229.jpg










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ウエストヴィレッジにあるもつ鍋やさんの博多トントンもなかなかよかった。アメリカ人にはほとんど理解できない「モツ」を食べるとう大胆行動もその美味しさで少しは伝わったようです。豚足にしろ、ホルモンにしろ、ウェイターさんの説明を聞くにつれアメリカンの友人の顔がまるでスプラッター映画を観ているように歪んでいく様をおかしく見届けた。基本、野蛮にうつったらしい地元Fukuoka。ラーメンにしろ、もつ鍋にしろ、NYで会う日本人の方にしろ、福岡はじめ九州出身の方も多く、九州人のミーハーで野性的な傾向はいなめない。祭の血がどうも騒いでしまうらしい。
by akiha_10 | 2012-11-15 21:16 | NY Journal
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