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ニューヨークジャーナル 128

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マイアミの友達ギャビーが勉強のためNYにしばらく滞在することになった。美人で聡明なギャビーはアルバという南米ベネズエラの北のカリブ海に浮かぶ島出身で、ギャビーに会うまでアルバについてわたしはほとんど何も知らなかった。



アルバはオランダの一部で、したがってオランダ語を日常的に話すらしい。その他アルバオリジナルのパピアメント語、観光産業によって自然と幼少期から耳に入ってくる英語、その他スペイン語とポルトガル語と、アルバに住んでいればだいたい皆3-5カ国語話せるのは当たり前なんだよ、とギャビー。またわたしは薬味気分だ。どれほど日常的に英語が浸透しているかというのは、ホームレスでも英語をペラペラに喋る、という彼女の話から推測できる。

10万人ほどの人口のほとんどが混血で、彼女もスペイン、キューバ、中国、アメリカ、サウジアラビア、、、(もっとあった)の血が交じっているらしく、遠くの血が数多く交じれば交じるほど美しく神秘的になるという噂は彼女のオリエンタルなお顔立ちを見ていると本当かもしれないな、と思った。彼女の親戚は世界中にちらばっていて、みなが集まると何十カ国という出身者が集まるのだと。その中ではやはり英語が親戚公用語となるのだとか。また生まれ持った国際感覚からなのか、アルバでの教育水準や将来に対する意識が高いらしく、多くの若者が中高大学で当たり前のようにカナダやアメリカ、ヨーロッパにいくらしい。そんな彼女もアメリカのメディカルスクールを卒業した女医さんで「小さいころから医者になることは決めていた」と世界偉人伝を読んでいるかのような清涼感のある女性だ。



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彼女と久しぶりにブランチをしたお店は「ABC Kitchen」。食の専門家である現ルームメイトが教えてくれた。NYを代表するスター・シェフのひとり、Jean Georges(ジャン・ジョルジュ)が、NYで随一かわいいインテリアショップabc carpet & homeと一緒に手掛けた、オーガニック&NYローカルを掲げたお店。プチオーガニック派のわたしでも、あまりにストイックすぎるとしょんぼりしてしまうのだが、ここは本当に美味しかった。ブランチ定番エッグベネディクト。さすがジャン・ジョルジュ!おいしくてフレッシュで地元に根付いていてクリエイティブ、とても洗練されている都会派レストラン。またインテリアショップ内にあるということもあって、カトラリーからお皿、ライトからテーブルまで、素敵な場所がたくさんある日本に甘やかされた日本人でも「かわいい!」と思える場所!日本でも無印やunicoなどのインテリアショップ、はたまたブルガリやグッチというハイブランドがレストランやカフェを手掛ける流れは数年前からのブームのようですが、ブランドの冠を用いて業種のジャンル越えをしていくのは世界的な流れのようです。ダウンタウンではここ最近アパレルブティックの中にコーヒースタンドがある、というスタイルが増えたように思います。

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NYで何店舗か展開しているジャン・ジョルジュですがシェフ本人が居るヘッド・レストランJean Georgesはコロンバスサークル近くにあり、一度ランチに挑戦してみました。繊細なプレゼンテーションはまさに食の芸術で、とても贅沢!小さいものをちょこちょこ、が楽しいよね〜。わたしは日本でフレンチレストランでバイトをさせていただいたことがあるのですが、働きながらも毎日美しい空間で美しい料理を視界にいれることができるのはとても豊かな時間で全身の細胞がひょっこひょっこ喜こんでいました。インテリアも南仏アンティークで調えられ、おそろしく可愛いかった。それを観たお客さんが「わあ!」と喜ぶ顔を見るも嬉しかった。わたしの手柄でもないのに「でしょー!」顔だ。うーん、美しいレストランってどうしようもなく魅力的だ!世界中の美しく美味しいレストランを巡るのが夢、人生の予定のひとつです!
by akiha_10 | 2012-10-19 07:53 | NY Journal
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