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モロッコの次に行きたかったハバナ。非現実な時間旅行だった。

キューバ入国に「ツーリストカード」なるものが要るとは知らず、ケミィが持って来ていたガイドブックに記載してあるのを乗継ぎのメキシコシティでおや、と発見した。日本から来る場合キューバ大使館などで事前購入できるらしい。「メキシコシティの空港に置いてあるかも」(かもってなんだ。)と記載されていたのでシティの空港で「ツーリストカード」を探す旅がはじまる。といっても乗継ぎ時間はわずか30分ほどしかなくタイムトライアルとなった。以前、シティからオアハカに行く際、旅慣れた先輩と旅好きのわたしであったにも関わらず、空港の職員は誰もわれわれの質問に正確に答えることができず「◯◯カウンターにいけばわかるよ」という、必殺アミーゴたらいまわしの術に翻弄され、結局乗り継ぎ便を逃したという、この難関空港で、である。嫌な予感は的中、またも、たらいまわしの術にやられた。誰も「ツーリストカード」なるものは知らず、それがある場所は5,6人に聞いてそれぞれ違う回答だった(決して知らない、とは言わない)。あらゆるカウンターを巡り、不思議な場所で名前を書いて待たされたり。迫るフライトのことを話しても「ここでとりあえず待ってて」と悠長で焦る様子は全くない。「ここで待っているのは多分用件違いだと思う!」と立ち去って違う人にまた質問すると、やっとこさ、その方が正しいツーリストカードの場所を教えてくれた。「ケミィ、走るよ!」とぬいぐるみ顔も鋭敏に空港を駆けた。ああ、メキシコよ。あのお気楽のんびりのフランスやイタリアを越える適当さだ。準備とツメが甘すぎるわたしの適当さとまったくいいとこ勝負じゃないか。

無事、キューバに入国した。
by akiha_10 | 2012-08-22 04:55 | Trunk
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