マイアミから車で北上、ノースパームビーチへ。
マイアミビーチのパーティ感から一変、ぐっと落ち着いた雰囲気。 夜は再びマイアミの街中へ。 その開放的な気候と年中バケーションの雰囲気からなのか、 マイアミのナイトライフは熱く、若者の楽しみとして有名らしい。 マイアミに行くというと「どこのクラブに行くの〜?」と聞かれるほど。 夜になると「今日は◯◯というクラブに行こう!」とどこからともなく招集がかかり、 本日のドレスコードのチェックをしている女子たち。 しっとりとしたお洒落をしていくラウンジ系なのか、 がっつり踊るところなのか、ジーンズでもokなカジュアルな場所なのか。 「今日はslutyで!」とまわってきたメール。 よく聞くこのsluty、まったくもってお上品ではない言葉、「かる〜い女」を現すslutの、 若者オリジナルの形容詞化のようです。 日中バリバリと勉学または働きに励んでいる彼女達が「スラティー!スラティー!」と とキャッキャ言いながら夕暮れから楽しそうに粧しているのを見ていると、 わたしはなんだかおかしくって、いとおしくって、女でいるのがたのしくって、 それは数年前に聞いた「エロなんちゃら」みたいなニュアンスで使われているのかなぁなんて考えながら、 ちょっぴり下品スレスレ?な色気を演じるのを積極的に楽しむ彼女達に混じってみたのであります。 「セクシー」の中でも、上品セクシーの「ファンシー」ではなく、 どうやら「スラティー」はもっといかにも挑発的であらわなやつらしいよ。 日本のモテのメインストリームである幼めのプリティ感やキュート感はどうやらこの国ではマニア受けらしく 女性の魅力といえば品はともかく、どう転がっても「セクシー」なしには語れないようです。 真面目な人は遊びが保守的、不真面目な人は遊びが開放的、といった線引きではなく 勉強も仕事も遊びもめいっぱいやる、といった層が厚いような気がするアメリカ。 というか、彼らの生きている意味のメインは楽しみや遊びであって、 時々働く、くらいのバランスで生きているのではないかと思うことすらある。 ちなみにキリスト教では働く事は罪とされているらしい。 「働いて働いて働きぬいて 休みたいとか遊びたいとか そんな事おまえいっぺんでも思うてみろ そん時は そん時は死ね」 (武田鉄矢さん「母に捧げるバラード」より)と真逆なんですねぇ。 武田母式でいくと、わたし、もう何度も死んでる。ちーん。 でも、役割や責任感が間違いなく一番、人間的に成長させてくれますよね。 そして何ものにも代え難い充実感がある。 アメリカ人の彼らは遊びやパーティーに関しては最高のエンターテイナーであるし 「人生は楽しむためにある」哲学には1000%賛同だけども 一部の野心家やきちんとした人ももちろん居る一方で、 プロフェッショナルでないワーカーたちがあまりにも多いし、 そのやる気のなさには消費者としてはフラストレーションを感じることも。 ガムをくちゃくちゃしながら昨日の野球について熱く語る前に、 レジ前の長蛇の列に気付こうよ、っていうやつだ。並んでいるとぬぅーってなるのだ。 在住歴の長い方が興味深いことを言っていました。 「アメリカでは雇われる側としては楽だけども(あまり多くを求められないから)、 サービスを受ける消費者としては戦うことが多い。 日本では雇われる側としては戦うことが多すぎるけど(多くを求められるから)消費者としては天国だ」と。 一長一短というやつですね。 さて、旅中の数少ない手持ちの服の中でなんとか見繕って 連れ出してもらったチャラ〜いクラブ、CLUBSPACE。 特に大学生に大人気らしい当クラブ、すこし(だいぶ?)大人の我々は 若さに圧倒され、半ば社会科(動物?)見学のようでしたが 「酒がはいればきっとノープロブレム!」とショットで気合いをいれて マイアミナイトを大満喫したのでした。 スラティーのプロフェッショナル! (基本はボディコン!)
by akiha_10
| 2012-06-15 05:30
| Trunk
|
瓜生明希葉/INFORMATION
以前の記事
カテゴリ
その他のジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||