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page d-277       LIKE CRAZY

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とても満足のいく作品を創作。
リーディングドラマ「Re:」の音楽を
レコーディング、ミキシング。
今回一緒に制作してくださったうなさんが
デモ段階でマルグリット・デュラスの世界に通じると言っていたのですが、
大好きな世界を具現化することができました。
アレンジも好みに仕上げていますので
是非劇場でお楽しみくださいね!


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編集長とマネージャーと行ったオービカモッツァレラバー
パンとチーズ天国!
おいしかったなぁ。



機内でみた映画「Like Crazy」がものすごくよくてボロボロと泣いてしまった。
(空の上、旅の途中、という感傷度割り増しをさしひいても。)
派手なことは起こらず、半径3mくらいのきゅっとした世界感のラブストーリーなのですが
心理描写がリアルすぎてぐさぐさ刺さる。役者がすばらしい。
ジュディー・デルピーの恋の描き方が好きなのですが、
ちょっとした会話の妙や表情で魅せる物語って魅力的です。

愛についてのなにをも知らないくせに、
見よう見まねで「愛してる」なんて濫用しちゃうような、
初めて本気で人を好きになった時の、
傷付き傷付けあいまくる、幼稚で、本気で、無邪気過ぎるライク・クレイジーな恋。
時は過ぎ去り、人も状況も変わってもなお
あの強いはずの絆と情熱に未だ期待して、すがって、気持を寄せる。


待ち合わせ場所に駆けてくる大好きなはずの彼を見て「あ、なんか違う」と思うぞっとする違和感。
そして大好きだったはず…?と疑問符つきで問う。
こうして必ずや炎は沈静化することを知っていてなお、なぜまた恋をしてしまうのだろう。
どうして自ら疲弊しにいくのであろう。

「学生の時の恋なんて、甘っちょろいよ。お互い働いてから本質が見えるから」と
学生時代に、自分の恋愛を大人から軽んじられたことに対して
「純度は絶対に負けてない」と心の中で言い返していた。
愛の多様性や深みこそないが、純度はたしかに高かった。
先の展望も見通しもない「今」に凝縮された、単に想いだけでつっぱしれる恋なんて上等ではないか。
大人の言ったその発言も、わたしが思っていた事も、今でもその通りだと思う。

持てあます若さと感受性ゆえ、あんなに大きく揺さぶられる、初恋のダイナミクスに敵うものなどない。






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今日ビョークが来NYしているらしい事を知り、
どうやらチケットが取れたので行ってくる!
創作と本の虫、という内側の作業から外へ。再び活動期だ!
やっぱりこの街の空気中には興奮成分が混じっているらしい。
なんだかただただ元気だよ。
by akiha_10 | 2012-03-06 05:34 | Daily thinking
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