<< page d-271     ... ニューヨークジャーナル 91 >>

ニューヨークジャーナル 92

ソーホーに心わしづかみされた、超かっちょいい店がある。その名もJay Kos
a0028990_12144399.jpg



a0028990_12223067.jpg
そのデザインのすばらしさと色づかいの美しさ、
仕立てのよさや、うっとりとするような
生地の滑らかさに惚れて込んで通っていた、
もはや美術館の粋のお店。(そしてお値段も美術品)。
悲しいかな紳士服専門店なので
試着できる男女兼用はせめて帽子くらい、
それでも観て触れるだけで満足、とってもすばらしいのです。

デザイナーJay Kosもよく店頭にいらっしゃって、
「あなたの審美眼のファンです!!」と
ただただファンになっていた。
彼はホームページにもあるように大の料理好きで、
食材の色や形からインスピレーションを受けるよう。
なるほど彼のお店は朝のマルシェのような鮮やかさがある。



玉虫色や琥珀色をした発色のよいネクタイや、毛足が上品に伸びた中折れハット、
見事な色の組合わせの格子柄のスーツ。
これは偶然にも上質なスーツに一輪の花をさしてハットを被ったご紳士、
Bordwalk Empireのスティーブ・ブシェミのスタイルそのものである。ああ、素敵!!ため息。
以前にも書いたアメリカドラマBordwalkですが、ストーリーを差し置いて(とても面白いのですが)、
わたしの中ではブシェミ紳士スタイルと、
奥様(劇中)のレースやヴィンテージの美しいお召しものに釘付け!


a0028990_12182696.jpg

ともすればコスチューム的なので、
もし日常生活で全身Jay Kosスタイルの
キメキメファッションアディクト男子に遭遇したら
若干演出過多を感じる恐れあり(NYではほぼゲイ)ですが、
イヤミなくさらっと着ていたら素敵すぎる。




わたしのお買物事情はといいますと、カジュアルからハイまでクルーズしつつも
NYではThrift shop と呼ばれるセカンドハンズ(中古)のお店が
とても充実していて、これがすこぶるたのしい。
原宿や下北沢にあるちょっとお洒落な意味合いを持つ「古着屋」ではなく、
リアルに、「古い」着屋があります。
自身の調査では、マンハッタンを出れば出るほど、リアルに「古い」着屋、
ほとんどゴミ直前、でもゴミに出す前に売ってみるか、というお店に遭遇する。
お洒落というより「リサイクル」により重点を置いたお店、そういうお店が楽しい!
そのような本気リサイクルのお店は不要品を出しに行っても買い取りではなく贈与なので、
販売価格もフリマ状態で5ドル〜20ドルの価格帯。
日によっては半額セールの日もあって、セオリーのセーターを3ドルで買ったことも!
そういったちょっと都会を離れたThrift shopでは
到底ファッションには興味がないだろう迫力のあるおばちゃんが
H&MであろうがForeverであろうが、Theoryもvanessabrunoも一緒くたに値段を決める、
メーカーがどこであろうが、平等な「くたびれ具合や汚れ」の基準を採用しているので
たまにびっくりするほどラッキーなものに巡り会うのである!
いつも値札がついたまま直行でクリーニングに出すのですが、その費用のほうが高かったりして。
だがNY古着屋クルーズの極意。経験者語る、壇上で拡声器を持って高らかに叫ぼう、
「ベッドバグにはくれぐれもご用心〜ん〜ん〜ん〜!!」




a0028990_12225850.jpg
そうしてNYをサヴァイヴすべく
賢く楽しくファッション経費削減に努めながらも
帽子だけはどうしても仕分けできにゃい…。
一目惚れした帽子。むー、ほすぃい!
大好きなお店、Legacy。ここのおばちゃんのセレクト、
最高にイケています。
ブルックリンとソーホー二店舗。
NYの帽子デザイナーBrenda Waites Bollingの帽子。 ああ麗しい!!
おばちゃんがデザイナーとお友達でご贔屓に発注できるようで、
美術品価格のところ「似合っているからいいわよ!」と
ちょっとだけレプリカ価格にしていただきました!わーい!



しかし。これもコスチューム的なデザインなので
ともすれば安全第一ヘルメットか取り締まり婦警と紙一重。でしょ。
よくわたしがそうして使う、スッピンカモフラージュとしての帽子の役割はまったく果たさない、
ちゃんとコーディネートしないと被れない、レベルお高し帽。

NYではちょっと気になったりちょっと良いだけで声を掛け合う街なので(それで友達になることも多々!)
嬉しいことに「あなたの帽子アメイジング!」と街中で声を掛けられるかと思えば、
友人に言われた「おお、チャイニーズハット!」に射得てる!と納得しながら
いやいや、そっちやないんよねー。
どちらかと言えばおフランステイストなんやけどな…。とうじうじ。
後日、よく行くパンやさんで「like Coco!!(シャネル)」と呼ばれ、
そうそう、それですよー。それそれ!とニコニコ挽回したり!!
なにかと愉しい物議を醸す帽子である。
a0028990_12275832.jpg




意図はどちらかと言えばこっちの世界観なんやけどなぁ…。








そうそう、とっても嬉しい吉報を頂きました!
音楽制作(作曲、演奏、歌)でお仕事させて頂きました「プラチナリング」のラジオCMが
2011 ACC CM FESTIVAL』 ラジオCM部門の、総務大臣賞グランプリ/音楽賞を受賞しました!
制作に携わったすべての方、おめでとうございます!一員になれて本当に光栄です。
これからも邁進いたします。ありがとうございました!わーい!
by akiha_10 | 2011-12-09 13:04 | NY Journal
<< page d-271     ... ニューヨークジャーナル 91 >>