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ニューヨークジャーナル 83

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先週行ったNYSE、
NY証券取引所での皮膚癌のための寄付金集めのパーティー。
友人のひとりが企画に関わっていて、
来てみる?とお誘いを頂いたので行ってみました。
中に入ったのはちょっと興奮。




まず取引所でパーティーというのがびっくり、
DJがクラブ音楽を大音量で流し、
特設バーやタパススペースが設けられ、
世界の金融の要となる場所を
こういうことでオキュパイしてよいのですか!
という驚きでいっぱいでした。


ここ最近はご存知Occupy Wall stで様々な問題が起こっていますが、
歴史的不景気といえど、証券取引マンが連れている美人妻(恋人?)が制服のように
シャネルのチェーンバッグとルブタンをオキュパイしていて、
この外と中の対比はなんだろうなぁ、と単純に、ただ単純に、興味深く観察していた。
(ただ、女性がお洒落をしたり華やかであることに一握りも罪はない、と主張しておこう。
できるパワーと能力があるならば悪びれず輝くべきだと心底思う。
なぜなら彼女達が世界を照らすからです。)



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どうやら取引所でのパーティーはわりと行われているらしく、
寄付関係だとか、◯◯文化支援会、だとか、
どちらかといえばハイソな催しが行われているようです。


なにをするにしろ目的にむかう過程を楽しむ、という姿勢はわたしは賛成です。
「皮膚癌のための寄付と交流会」というと、講演会があって、しっとりした食事会、
といったものを想像しますが、人々はさながらクラブのような楽しみ方をしていて、
「皮膚癌のための勉強会」とうたうより「取引所で踊りましょう」のほうが、
入り口が広く、一般的に開かれた感じがするのは事実なような気がします。
そして実際に後者のほうが人数が集まって、収益金が高いのであれば、
より人の関心を集めたほうが、よりよい目的達成ということになります。
そして、人は「楽しい」に集まりやすい。
実際わたしは興味があって、お話する機会のあった何人かの女性に
「今日ってなんのイベントか知っていますか?」と聞いたところ
半分の方が知りませんでした。それはそれで極端ですが。
おそらくデートの一貫として連れて来られたとみた。


NYではよくチャリティーだとか、募金のためのイベント、要はお金を集めるための会が開かれています。
友達が地震チャリティー食事会に誘ってくれたことがあるのですが、
その企画文句は「ワイン二杯と軽いフードで35ドル、その一部が寄付金になる」といったような内容。
実際行ってみると、普通に女子食事会なんですね。
はじめに少し幹事が地震に言及するものの、ほとんどが飲んで笑ってたのしんで。
もちろん、もっと真剣に知るべきことや学習すべきことがある、という意見もあると思いますが、
誰かにとって興味ゼロだった気持をイチにするのに、
また、支援金を集める、という最終目的がより達成されるには
このやり方もひとつの手としては有効だと思うのです。


病気や天災に関するイベントはどうしてもその内容のデリケートさから、
日本ではクラシックコンサート、だとかホテルでお食事、親睦会、のようになりがちですが(それはそれでよし)、もっとカジュアルなアプローチもあっていいのではないかと思います。
特に若い層に訴えるには、
まずは「あれ、なんか楽しそう!」の入口がもっとあってもそう悪くないのではないか、と思うのですが。
「不謹慎」に敏感ゆえ、なかなか難しいでしょうか。
わたしのお葬式ではぜひとも久しぶりに会った仲間とどんちゃん騒いで笑って楽しんでほしい。本当に本望。
わたしのお墓の前で泣かないでください、だ。


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NYSEに戻りましょう。
絶対使い方間違ってない?と言いたくなるような
バースペースやフードスペース。



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皮膚癌支援の会長とお孫さん、
絵に描いたような。

べっぴんさんタティアーナはウォール街ティファニー勤務。
つけているジュエリーが紛れもなく素敵で、
それらはすべてフロムティファニー、歩く広告塔。
毎日オキュパイティファニー前で大変らしい。


もう心配で心配でならなかったのは、完全に潜入できちゃう仕事場スペース。
NYSEに入る時は厳しいセキュリティチェックだったものの、
一度入ってしまえば、まったくもってゆるい。
機密情報とか大丈夫なんでしょうか。
酔っぱらってお酒がこぼれてデータがとんだり、世界の金融の流れが滞ったりしないのか。
ひとり怪しく歩きまわっては、いいの?いいの?スパイしちゃうよ?
の気持を抑えることができませんでした。



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先日飲んだコーヒーやの看板に
「Occupy your mouth with coffee」
こういうアメリカはとても好きです。
by akiha_10 | 2011-11-22 18:23 | NY Journal
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