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ニューヨークジャーナル 82

クリスマス仕様のおめかしを始めたNYは最高に綺麗です。
もっともクリスマスが映える街のひとつではないでしょうか。
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ああ、本当にロマンチックねぇ、ああ、すてきやねぇと五番街でため息をついていると
「だから、クリスマスはロマンチックなものじゃないから!」とアメリカ人。
クリスマスは完全なる、来週にせまったサンクスギヴィングに続く、家族行事。
日本でいうお正月的行事なので、この美しいネオンで感じるのは
「ああ、年の瀬ね」的なもののようです。
わたしたちが除夜の鐘を聴いたり、正月の日の出を観たりする時に感じる、
あのしっぽり感デスカ?
日本ではクリスマスネオンをわざわざ観に行くデートとかするんですよ、と言ったら
「トーキョーはミステイクしてるよ」と笑われました。トーキョーっていうか…。



そんなクリスマスをより感じるために、毎年この時期限定のショー、
「クリスマススペクタキュラー」を観に行ってきました。
ロケッツという美女ダンサー達の一糸乱れぬラインダンスが見所で、
サンタ、兵隊、おもちゃ、人間クッキー、とおなじみすぎるクリスマスの
キャラクターたちが総出で踊ったり唄ったりする、子どもから大人まで楽しめるショーです。
一度は観たかったのでとても満足しましたが、
どうも生唄ではなさ気なところ、最後にオーケストラピットも浮上してきましたが
その構成であのアンサンブルはできないよね?という
サンタから絶対にプレゼントはもらえないだろう、現実的な大人のつっこみが浮上したりして、
道徳的ショーはわたしをクリスマスムードにする以上でも以下でもなくの満足感。
1932年から毎年続いているというのはすごい。もはや冬をむかえるNYの風物詩。


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もうひとつ、
歴史があるショーといえば
ミュージカル「Anything goes」。
1934年に初演され、
しばらくやっていなかったのですが
今年四月にまたリニューアルして
上演されています。
ストーリーは船上で繰り広げられる、
わかりやすい色恋ドタバタコメディの
水戸黄門的安心ストーリーですが、
昔から決して色褪せることのない
音楽が、ほんっとに最高。






スタンダードでおなじみ「Night and Day」をつくったCole Porter作詞作曲です。
シンプルなビッグバンドアレンジがゴージャスで小気味よく(THE STINGの世界)
古きよきセピアを感じさせるアメリカの音楽です。
メロディしかり、詩がおもしろい。
韻を踏んでいるのが特徴的で言葉遊び満載です。

ちょっと読んでみたら呪文みたいできもちい。(Amythin goesより)

「In olden days a glimpse of stocking
Was looked on as something shocking
Now heaven knows anything goes」
ちらりとストッキングが見えただけで
昔の人たちには不謹慎極まりないこと
今は神もご存知、何でもありの世の中



反体制なシニカルな内容、社会批判、風刺的、だけどどこかお洒落で憎めない。
この偏屈さとウィット、都会的なソフィスティケイト、
NYもあいまって、どうもウッディ・アレンとすごく重なる。
この二人のリレーションを調べたらああ、やっぱり!!
彼の映画でよくコール・ポーターの曲が使われています。



全体的にお金持ちの臭い、社交界の臭いぷんぷんのメロディなのですが、
なるほどコール・ポーターという男は大富豪の息子。
なんでも高級なもの、最高のものを志向する性質で、派手なことが大好きで世界中を動き回っていたらしい。
豪華客船に自分のピアノを持ち込んで贅沢な旅行をしながらショウのスコアを書いたりもしていた。
彼は食事やパーティや社交の集まりなどで曲を思いつくことが多かったという。
活動拠点をNYからパリに、というルートがまたいいじゃないか。
ちなみにイェール大とハーヴァードに行ったというインテリでまったくもってのおぼっちゃんご紳士である。
「Anything goes」は「なんだっていいじゃん!」という、
保守的態勢からあらゆるものを柔軟に楽しんで、自由を謳歌しようというニュアンスらしい。
とてもアメリカ的、というかNY的なのかも。
わたしが愛する「刹那的ゴージャスと退廃」。
ドラーマドラーマドラーマ!!


マリンルックがこれまた可愛い。タップダンスは必見。
音楽がとにかくよいので、いつかもう一回観る!!




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なんか小腹がすいたね、と入ったギリシャ料理やでフムス。
フムスとは、ニンニクやレモン、オリーブオイルを加えてつぶしたヒヨコ豆ノペースト。
スーパーでもフムスが超メインストリーム食品として売り場にでているのですが、
友達のお宅に行っても、かなりの確率で(バター、くらいの確率で)
フムスを冷蔵庫でお見かけします。パンとかにつけて手軽に食べれるし、ヘルシーだからかなぁ。
Pony Barという
色々な地域の地生ビールを飲めるバーもとても面白い!
by akiha_10 | 2011-11-19 09:38 | NY Journal
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