<< ニューヨークジャーナル 76 ニューヨークジャーナル 74 >>

ニューヨークジャーナル 75

a0028990_7472651.jpg

NY定番粉ものといったら、もう定番中の定番、
もはやキングオブパンケーキのレジェンドとなっている
Clinton Street Baking Pancake

ブルーベリーが粉にまじって一緒に焼かれていて、しっとりとして美味。
そして何気にフレンチトーストがさらにおいしい。
ふわふわのブリオッシュ生地で、
とろとろに溶けたメープルバター添え。これはもう甘美そのもの、
ああ、しあわせ!!



a0028990_7481221.jpg

















さて、最近の発見といえば、ユニオンスクエアの地下鉄を中心に大々的に宣伝している
HBOのドラマ「Bordwalk Empire」。
その広告のデカダンスな色彩感が鮮烈で、
どうも気になってはいたのですが
たまたま友達のホームパーティーに行った時にオンエアをしていたのを観てびっくり。
「ゴーストワールド」でおなじみ、スティーブ・ブシェミが主役ではないですか!
広告では分からなかったけど、真ん中の紳士がブシェミさんですね。
彼の作品は全部観たといってもいいくらい好きな役者さんなのですが、久しぶりに見た!!
というか、もう、いい感じに、そーとーやばい感じに年齢を重ねている。
若かりし頃から「顔がすでに役者」という危険な紙一重感と、哀愁というか、
そんなかっこいいものではない独特の残念感がありましたが、
すっかりおじさまになられて、ますますやばさに磨きがかかっていて、しばし見とれてしまった。
というか、このドラマ限りなく不気味でおもしろい。
禁酒法時代のアメリカ、愛と政治と欲と金と暴力、腐敗と矛盾、人間の闇。
アメリカ版ゴッドファーザー的。
このダークさ、マーティンスコセッシ監督だと聞いてものすごい納得。
海外ドラマのお金のかけ方はもう誰しもが知るところですが、
毎週映画並のクオリティです。すでにシーズン2らしいけど最初から観てみようかなぁ。
なによりファッション、インテリアが最高にいい。
大恐慌直前のバブル時代(ジャズ・エイジというらしい)、
「アール・デコ」全盛期、華麗なるギャツビー!
思いっきり1920年代のファッション。
「チェンジリング」のアンジーのスタイルも同じ時代なんですよね、
(映像も「チェンジリング」の映像のフィルターのかけかた(見え方?)にとても似ている)
ちょうどシャネルがオートクチュールのスーツを発表したころですね。
女性の身体のシルエットを綺麗に出す、ミニマルでトラディショナルモダンの時代。
長めの革手袋とクロシュ帽、タバコと口紅、何連にもなったパールも忘れずに。
卵が先か鶏が先かの話になりますが、これってココそのもののスタイル。
インテリアもヨーロッパ色満載、銀食器、フリンジ満載、
アンティークだらけです(この時は新しいものになるのか)。
この頃のギラギラで刹那的なスタイルが一番好き。
美人薄命のように、思いっきり華やかなものは常に栄枯盛衰を感じさせ、そして陰がある。
またそうして覆うことによって隠している「秘密」があるような気がして
すごく、人間らしく、「今」を欲張りに生きている感じがするのだ。
by akiha_10 | 2011-10-27 08:03 | NY Journal
<< ニューヨークジャーナル 76 ニューヨークジャーナル 74 >>