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 ニューヨークジャーナル 71

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この二、三週間というものの、
地下鉄の中からホーム、路上まで、街中がUNIQLOジャックであった。
その規模たるやかなりのもので、マンハッタンを歩けば一日4、5回はそのロゴを目にする、
こちらの友達からも「From JAPANらしいけど、なあにあれ?」と聞かれるほどの
サブリミナル効果絶大な宣伝展開をされていました。
(すでにダウンタウンに店舗はありますが、
NYではパリほどユニクロが一般的には浸透していない印象を受けた。)


というのも昨日5番街に世界最大店舗をオープンしたのですね。
5番街といえば、一流メゾンはもちろんのこと、ここ数年はファストファッションも軒を連ねていますが
どちらにしたって、世界のファッションストリートの代表といえるでしょう。
偶然ユニクロNY五番街立ち上げに来ていらっしゃる方にお会いしましたが、
もう半年寝ていない、と言っておりました。
ユニクロの歴史の中でも大きなチャレンジだそうです。
マイナス25度になる冬のNYをヒートテックで温めてもらおう!


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ダウンタウンに引っ越して、急にがくっと疲労が押し寄せて、チャイナタウンの整体に行きました。
もともとひどい肩こり持ちなのですが、さすがに一ヶ月もメンテナンスなし、
きっと知らぬうちに楽しくも気を張りながら、
先立つ好奇心の裏で容易に無茶ができていたもんだから、
気持より身体が先にエマージェンシーを出してきた。

頭痛にくらくらしながら「なんか雰囲気よさげ?」と勘で入ったマッサージやさんがすごくアタリで、
「よくここまで我慢できるわねぇ!ちゃんと寝なさい!飲みすぎはだめよ!」と
ゴッドハンドを持つチャイニーズのおばちゃんに優しく叱られた。てへ。


ニューヨーカー女子が誘ってくれたネイルサロンはマネキュアとペディキュアで20ドルという
破格なサロン。こちらではジェルがあまり普及していませんが、普通のネイルのサロンの競争が
激しいのでとても安価です。きちんとケアもしてくれて、綺麗で、びっくりしました。
ジェルネイルを液に浸けて溶かして落とすのではなく、
直接がしがし削られて剥がされるのにはびっくりしたが。
ネイルポリシーにも、弾丸強行突破のアメリカここにあり。
隣に並んで足の角質を削られながら「恋」の話をする我々は、
ドラマか映画でよく見るそれのデジャヴで、
本当にこういう感じなんだなぁと頭上の第三者カメラから眺めて嬉しくなってしまった。
こちらの方はびっくりするくらいダークな(茶色とか、黒とか)色がお好みなのが特徴。
もちろんド派手も好きだけど!

ネイルに連れて行ってくれた彼女は
ラスベガスで会ったアメリカ人の友達のルームメイトで、彼女は偶然ハーフジャパニーズであった。
16歳まで沖縄にいてそれまでは日本語を喋っていたらしい。
今はすっかり忘れてしまって、英語しか喋れないのだそう。
幼児から16年間話してきた言語をすっかり忘れてしまうとはどういう感覚なのだろう。
当時引っ越したオハイオでは誰も日本語を喋る人はおらず、「すごく苦労した」という彼女の話を聞いて、
言語のような根本的に染み付いた「習慣」を忘れるというのはかなり強い感情を伴うものだろうから、
16歳の多感な彼女にはそれはもう日本語を「封じる」に近い苦労と処世術だったのではないかと感じ
あまり探るところではないような気がして万国共通のゴールの見えぬ愉快なガールズトークに終始した。

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一度きりの人生と、一度きりの貴重な機会と、
一度きりの今日を
ぼうっとしてしまうのに罪悪を感じていたが、
完走するにもペース配分がいるようね!
たまには電源をオフにして身体を労ろう。
それが難しいのがNYの魅力なんだけど!





ダウンタウン、
コーヒーを買いに行くだけでも気持弾むよ。
ああ、大好きだよダウンタウン!
不審者ルック。
by akiha_10 | 2011-10-15 14:21 | NY Journal
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