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ニューヨークジャーナル 60

続ジャーナル。


ロス経由のレッドアイフライトで早朝NYに到着し、
サブレットのお部屋に入り、その時するべき事は「仮眠」が正解だと思いつつも
興奮して、いてもたってもいられず、着いたその日から
まさに赤い目をこすりながらダウンタウンの好きな店を一通りパトロール。



a0028990_22104274.jpgお腹ぺこぺこになって友人とランチをとり、
沸き上がる謎のエナジーに任せて
その晩ちょうどNYに滞在されている作家さんと
ハーレムのアポロシアター、
アマチュアナイトに行ってきました!

1934年から行われているアマチュアナイト、
ダンスや唄を競って観客の拍手で
審査され勝ち抜いていく、
プロへの登竜門といわれているコンテスト。
これはないな、と思ったら容赦なくブーイングがおこり、それが「ひっこめ」の合図となる。
なかなか厳しいジャッジが下されるのだが、特に男性アーティストに観客は冷たい。
この日は日本人女性のボーカリストの方も出ていらしゃって、見事勝ち抜きました!
どうなろうとも、
アポロシアターの舞台に立てたら面白いよね。
どうやったら出られるの?と探ってみたのでした。
まきまきっまきまきっ!と言いながら
ひたすらクルクルまわる、
斬新気鋭なコンテンポラリークロワさんダンスで出場。モダンすぎて場内騒然。

何年か前に来た(やっぱり少し恐怖感のある)ハーレムとは変わって、
かなり歩き易くなっている印象を受けました。というか、全然無問題。
角にはスターバックス。
思うにスタバはひとつの「治安維持」のサインのような気がします。
他の国を旅していても、スタバがあるとそれがひとつの「文明」とか「文化」のサインのように思えて、
それがあることがいいかわるいかは置いておいて、
特に一人で旅をしている時なんかは、正直言うと単純にほっとする安心材料にはなる。
「ラテなんていう、コジャレタ飲物が飲めるのですかぁ〜」という次元で嬉しくなるんよ。
場所によっては、「あーあ、スタバなんかできちゃって」という
無個性で商業化された非ローカル化への序章となる悪の手、
という取り方もできるんだろうなと思いながら。
ひとつの事象に裏表あり、ですね。
「ユーガッタメール」の人の血が通った素朴な本屋と大型商業書店との争いを思い出します。


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パンカフェでバイトをしていた時の友人が
ちょうどはじめてNYに来るということで
一緒にランチをしました。
彼女と同時期にNYにいることが分かったのは数日前に東京で5年ぶりに集まった会だったので、
本当に偶然です。
海外で携帯が使えないというので
「13時にスプリングストリートで。15分待っても会えなかったら解散ね!」という
なんというオールドファッションな待ち合わせ!
思えば昔ってこういう感じだったんだよね。
だからドラマがあったし、ドラマになったし、
不便と緊張感がきっと恋を盛りあげたんだろうなぁ。
無事会えてタイレストラン「Lovely day」に。そういえば二日連続。
野菜もたっぷりとれるし、味付けも日本人好みで、困った時のラヴリーデイ。
困ってないけどラヴリーデイ。だいぶ好きみたい。





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夜はNYに来ていらっしゃる作家さんや役者さんたちと集まって夜明けまで芝居談義。
みなさん、NY中のミュージカルや芝居に対しものすごく研究熱心で勉強になる。
もちろんみなさんNYが大好き!
トニー賞をとったストレートプレーのWar Horseは「絶対観ておけ」案件らしいので観に行かなくちゃ!





得も知れぬ底知れぬパワーでほぼ寝ることなしにぶっちぎって数日を過ごしましたが、
昨晩ふらふらと倒れそうな眠さになって、
ようやく「寝て、起きる」という人間の通常メカニズムを思い出しました。
いつもわたしは8〜12時間の睡眠が要るはずなのに(それもどうなん?)、無理がきいてしまう、
これが誰かが言っていた「NY、地場そのものがハイ。」というやつだ。

気候的にハイシーズンなのか、4日後からの宿(予算内の)が見つからず
どうしよっかなー野宿なのかしら!とまさに絶賛サヴァイヴ中ですが、
でもなぜだか、なんとかなる、なんとかする!の気楽さで
なにもない、宿もない、何にもとらわれていない、
ある意味決まっていない事は、選択肢がたくさんある、といったことであり、
とてつもない自由はこんなに清々しいものかとお腹の底から呼吸をすることを楽しんでます!
何か在る事が無い事を浮き彫りにする、すなわち何も無いことはすべて在るということのパラドックスです。
「持っていない」は、全部持っていることなのかもしれませんね。
(とはいえNO野宿希望やけどね…現実的には、ね…)



無理せず旅を続けます。でわまた!
by akiha_10 | 2011-09-17 22:44 | NY Journal
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