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page t-136         うみやまツーリズム 11

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アクティブ派クルーズも夕暮れになるに従い、やっと、うたい文句通りの「ロマンチック」の兆し。


船上ではちょっとしたフィンガーフードやワインが振る舞われる。
泳ぎ火照ってはらぺこなもんだからなんだかとってもおいしいよ。
「ロマンチック」も山場、先ほどまでパイレーツ並みにアクロバットに帆を張っていた
たくましい男が、あなたですか!といわんばかりに突如サックスプレーヤーに転身。
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昨晩に続き、 崇めるように誰もが太陽に集中。それはとても自然だった。
海へちゃぽんと沈む太陽を、想い想いにその光景になにを照らして行方を見届ける。



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映画「その男、ゾルバ」でもおなじみの「ゾルバの踊り」が船上に流れると
パイレーツ男たちが独特なステップを踏みはじめ、ひとり、ふたり、と増えて輪になる。
この踊りがギリシャ人は大好きで酒場などで盛り上がるのだそう。
はじめはチャララ〜チャララ〜ンと小馬鹿にしたようなねむた〜いテンポなのだが、
だんだんとテンポがあがり、まるで音楽のロデオマシン、
音楽に振り回され音楽に振り落とされる凶暴なテンポに。
足のステップさばきも見えなくなるほど速くなるもんだから、
「オレ、デキルし!」と男たちはそのステップの精度を競ってムキになって四拍目に強く足をならし、
その輪はバターになっていく。





海から見える断崖に建つ家々が、博物館にある鳥瞰した模型のようだ。
たしかに自分の瞳にうつしながらも、嘘っぽく、それほどトリップ感のある瞬間であった。
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by akiha_10 | 2011-07-22 00:12 | Trunk
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