フランスのストラスブールからドイツ、フランクフルト行きのバスがルフトハンザ航空から出ていたので、
それを利用してみました。3時間ほどバスに揺られているとフランクフルトに着きます。 EU圏だから当たり前だけども、パスポートなしにこんなに自由に国を行き来できて、 本当に羨ましいとしかいいようがありません。 ドイツに来るといつも感じる、四角い感、重厚感、ミニマル感。 ドイツの工業製品やデザインと、街や人の気質、すべてに一貫性があると実感します。 ああ、たった三時間で、ゆるいフランスから、かたいドイツへ! まるでフワフワしたものは存在してはいけないかのように、規格外に関する厳戒態勢が敷かれており、 アンチ・アバウトニュアンスフワフワイズムを感じずにはいられません。 案外居心地がよかったりドイツ製品が好きなのは、 たとえ個人レベルでわたしがゆるめだとしても、 そうはいっても、同じくきちんと感に律された日本で育っているからなのでしょう。 おそらくドイツはヨーロッパで一番日本に近い気質、きちんと感、衛生観念を持っていると思います。 空港近くのホテルに荷物を置いて、街に出る電車に乗るべく駅を探すのですが、 これかしらね…?とわたしを迷わせた、説明をしなさすぎな標識。シンプルすぎやろう。 雑でかわいいイケアの組み立て方説明書みたい。 フランクフルトでは定番のソーセージとドイツビールに舌鼓、 アップルシュトゥルーデルでしめる、という教科書通りのドイツランチを食べました。 時間が限られているのでオープントップになっている、 フランクフルトを一周してくれる二階建てのバスに乗ってみました。 やったやった、にかいだてばす!にかいだてばす! むふふむふふっも束の間、 ケミィとおもむろにアイコンタクト。 あ…あづくない…?? すさまじいセザンヌさんの攻撃力。 暑すぎて結局はもうこんな感じ。 なんも見えん!! ケミィが思い出したように 「あきちゃん、、、、、黒光りしとるよ」と わたしを見るたびにふつふつと肩を震わせて笑うのはやめてほしい。 そんなあなたも真っ黒ですよ、 うちの家系は絶対焼け易い。 フランクフルトの「渋谷」的な場所に デパートが充実しているのですが 完全に表参道ヒルズと同じ設計のデパートを発見しました。 そうこうしているうちに、予約していた航空会社から 翌日に飛ぶはずのアテネからサントリーニ島に飛ぶ飛行機が ストライキのために欠航、というメールが届いた。 オリンピック、というめでたそうなのに航空会社なのに…(←イメージ) オリンピック開催中止ですか。 そんなぁ。 欠航になった場合ってどうなるのかなぁと思いつつ、 とりあえず電話をくださいとメールを残した。 こういったことも旅のひとつとして愉しいのだが、 こんな時に天候の理由以外で、 「なんで飛ばないの?」や「なんで時間通りに列車が来ないの?」 とついつい不満を抱きがちになる精神は 「約束通り」を極端に期待する(できる) きちんと感のある日本で育った平和ボケの産物だなぁ、とつくづく思う。 「まいっか」は持ち物リストの上のほうにある旅の必需品である。
by akiha_10
| 2011-07-10 20:27
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瓜生明希葉/INFORMATION
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