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page t-128       うみやまツーリズム 3

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コルマールの夜。
それはとてもとても綺麗で、人が少なくしんとしている。
Petit Venisと呼ばれる運河沿いは「ハウルの動く城」のモデルとなったところなのだそう。


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アルザスの伝統的なしっかりした料理は食べたので
モダンなところも行ってみようとJY'sというレストランへ。
シェフはコルマール出身でNYで修行していたという話。
木造建築に囲まれた素朴な町で食べるには大きなギャップを感じさせる革新的なモダンさ。
ソースにワサビを多用したり料理人の寿司好きを思わせたりと、日本に傾倒したフュージョン料理。
ところでファッション的で胡散臭くなりがちなこの「フュージョン」と言われるジャンル。
味の好き嫌いというよりその在り方について賛否別れるジャンルである。
フュージョン料理はおそらくNY発祥だと思うのですが、
NYでもフュージョンに対する意見はさまざまで
演出過多で嫌いだとか、凝り過ぎていて何を食べているか分からないという方も。
一方、名産と伝統に旨いものなし、と言い切る友人もいて、
(おいしいから受け継がれているのでは?)
自身の発想や創造研究に邁進しないのは料理人として怠惰である、という意見も。
わたしはというと、できるならば前菜でお腹いっぱいにしたいと思うように、
また音楽は境界なく構築するのが好きなように、
創作的なものが好きなので案外この「フュージョン」に対して肯定的でもあります。
いかにも気取ったところもね。
お店は低体温ではありますが
「タパス盛り合わせ」は立体的な皿で来て、
「赤い魚盛り」は寿司のせんべい巻き?のようなものが出てきて、
次はどんなものが出るんだろう、と
奇想天外でたのしませていただきました。


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夜、誰もいないコルマールの駅。
静寂の裏側で列車のアナンスが聞こえ、
列車が来る気配に虫の音にまじる。
なつかしい夏っぽさは全世界共通。
by akiha_10 | 2011-06-28 06:20 | Trunk
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