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ニューヨークジャーナル 55

お肌が喜ぶ湿度に迎えられて帰ってまいりました。
ラスト数日、追記。


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ミートパッキングエリアから20丁目まで続く空中公園のハイライン。
風が少し強い日でしたが、今からの季節、お散歩するのに気持がいいだろうなぁ。
デッキなどもあって、きっとここで日光浴するのでしょう。
そういえば、ある休日のお昼に「今日は灼きにいくよ〜」と友人に呼ばれて、
ハドソン川沿いにあるBoat Basin Cafeへ。
なにをするかと思えば、マルガリータフローズンをのみながら寝そべって
ひたすら太陽に当たるという、ごきげんなトロピカルタイム。
アジアでは「白い」が美の基準だよ、と説明すると白人である彼らにはピンと来ないようで、
わたしは何を塗ってもただでさえ太陽を吸収しやすいのに
(やっと去年の焼けが落ち着いたところやったのに…)堂々と紫外線を浴びてしまったよ…。
まあでも、ポカポカで楽しい気分!!
セントラルパークなどで「日光浴」というのが休日のプランのひとつであるのがなかなか新鮮。
彼らの中では、こんがり焼けた肌=充分なバカンス=優雅でゴージャス 
というイメージの図式があるというのも聞いた。
紫外線に対して美意識のあまり過敏であるよりは、
(シミソバカスなんてどこ吹く風)愉しい気もちい至上主義の彼らの哲学は実際性に合うのだが、
こちらの女子に比べると
改めて日本女子はお肌が綺麗だし、意識が高くケアが行き届いているなあ、と思ったりもする。
数日後、同じ友達に会って「あきは、ちゃんと焼けていいな〜」と言われた。ぬーん。

最後にもう一度オペラ、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」。
舞台美術やモダンまじりのバレエシーンの斬新さ、衣装も一番好きでした。


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昨年のベガスで出会った悪友たちに誘われて
5月5日のメキシコの祝日、
Cinco de Mayoを讃える飲みへ。
Cinco de Mayoとは、プエブラの会戦でメキシコ軍がフランス軍を撃退したことを記念する日らしい。
うーん、あなたたちメキシコ人ではないよね?
というつっこみはおいておいて、
毎晩なにかにつけて飲むきっかけを探しては
パーティを催すのがNY。
テキーラ飲んでライムかじりです。
彼らに鍛えられてショットを覚えたNY。
心なしかお酒に強くなったNY。
酔うと不思議と英語が流暢になる事に気付いたNY。
(なんでだろう!)




マンハッタン在住者は「木曜日」のパーティーが一番好きだと言っていた。
なぜなら金土は周囲の島々、ブルックリンやニュージャージーから人々がマンハッタンに来て
人が混み合う、そして彼ら(田舎者)の遊び方は浅いんだと。
(←現マンハッタン在住者にしたって、ほとんどの人はもとはといえば田舎から来ているくせに…!)
ブリッジやトンネルを通ってマンハッタンに来るため、彼らのことを「ブリッジトンネル」と称すらしい。
ああ、これってどこでもそうなんだなあ、と笑ってしまった。
23区内でないとか、川を渡るとか渡らないだとか、
地理的(文化的)優越をもって、おもしろふざけて揶揄するのって。
わたしの場合は、よく「福岡出身」と言ってさらに次に「北九州市」を出すと、
福岡市の方からは「あー、北九かー、それ福岡出身って言ったらいかんばい」と上から言われるあの感じよ。
あのボーダー。断固線引き。
(誇りですよ、北九州。)


マンハッタンの愉しさってなんだろうと思う時、
土地のコンパクトさもそのひとつだと思う。
マンハッタンが狭いため、
(実際主要に「遊び」として機能しているところは幅4km×縦10kmくらいの範囲にあるように思う)
今どこ?おいでよ。ですぐ駆けつけられる。タクシーも安いのでフットワークが軽くなる。
みな終電を気にせず飲む。(マンハッタンに住んでいる方は)
彼らの多くは群れはしないが、愉しいことが大好き。
そうしてお祭り騒ぎがきらびやかなほど、彼らのスイッチが切れて油断してふと見せるまなざしに
どこの都会にも共通しているから騒ぎ感や、個人、孤人としての線引き、
すばらしい景色を見下ろせる平均台にスレスレのバランスで位置している足下を感じ
おいしさが短命な泡立つシャンパンのような街だなあと
その刹那さも切なさもわたしはますます気にいった。
by akiha_10 | 2011-05-11 01:02 | NY Journal
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