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page d-203            「In the souk」解体新書  5

5月12日リリース 5th Full Album「In the souk」ライナーノーツ


5「ボンヌママンを持って」 作詞&作曲:瓜生明希葉      
 編曲:山口彰久&瓜生明希葉   ストリングス編曲:斎藤ネコ  

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「プロヴァンス物語」を観た後の叙情的な空気を音楽に起こしました。
ルノアールの絵画のように印象的な城(シャトー)と船(バトー)。
色褪せながらもそこに息づく建築や、緑や水、川、海といった、
その場所の過去と現在の架け橋となっている自然。

旅先でもたまにそういった場所に出逢うのですが、
わたしの考えるに到底及ばない普遍的な空気に取り込まれて、
そっと背景としてそこに居続けた風景の、
謙虚さと寛大さに、しばしぽつんとなるのでした。


ここでどういう人たちが、なにを思い、なにに歓喜し、なにに哀しみを抱いて去っていったのだろう。
しかし景色目線でいえば、去る人、生きる人、も悲しいくらいにあっさりと客観的で、
ただただ、過ぎ去っていくだけなのです。
遠い過去に想いを馳せ、圧倒的な永さと抱えきれない想像に疲れてしまうのでした。


普遍性という線を前に、考えてしまうのは点となる、生と死です。
これは、思い出のfuneral(葬儀)の唄です。
長年に渡って昇華(葬儀)されていく人々の想いが、
その場の空気感となり、
あくまで風景はひんやりと、しかしあたたかく、
見届けながら今も草花を揺らしているのです。




フランスでとても親しまれているジャムメーカー
「ボンヌママン」をバスケットにいれて。
「高鈴」のアッキー(山口さん)の映像的なアレンジと、
ネコさんの、叙情的な弦のライン。お気に入りです。
by akiha_10 | 2010-05-04 19:13 | Daily thinking
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