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毎日つくっとるよ〜うたっとるよ〜。
すこし気分転換。

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ジャケットの衣装探しがてら表参道あたりに行ったときのこと。
目の保養に「THE SECRET CLOSET」をひやかすが
リュクスすぎてプライスカードはあえて見ず。
将来的にああいうのを格好よく着るベクトルでいくのか、
もっと牧歌的に、朗らかな大人ベクトルでいくのか、
わたし、みらい、楽しみね、と妄想暴走。






page d-171        How to edit_a0028990_1134299.jpg友人とお茶したタスヤードカフェ
(こちらのロイヤルミルクティー、ダイコウブツ!)
ででてきたカップに一目惚れ。
岡山県でつくっているという天沼徹さんのカップ。
調子にのって4つも買ったけど、、、
これってまかのマルチカッターデラックス
(野菜のスライサー)ふたたび…?
(ラジオで話したのですが、
いつか「きっと」するだろうホームパーティー用に
思いきって通販で購入したが、
誰も来やしないよ!という話)
マルチカッターデラックス。
一度、冷やし中華のきゅうりを無駄に繊細に切って以来、
その品名の躍動感も虚しく、
デラックスとはほど遠い、DX的には屈辱の、
戸棚のさらに奥の奥に追いやられてしょんぼりしている。
このカップは、普段から使えばいいんよね。
服も物も、日常にこそ、本命を。




紙やさん、PAPIER LABOに寄ったとき
目についた素敵な表紙のフリーペーパー、「雲のうえ」。
よく見ると地元「北九州市」の文字。
吸い寄せられて、手にとってパラパラ見ていたら、
なんと北九州市が発行しているフリーペーパーではないか!
内容もオールアバウト北九州!
北九州っちこんな、いい感じやったけね(いや、好きやけどね。)??
と思うような質感と、文化的気配、お見事な捉え方。
とってもクウネルテイストの編集だと思ったら、実際クウネルの方々が手がけているんだと店主。
頂戴して帰って読んでみるとまた、記事に注がれた愛情に嬉しくなる。
わたしの祖母をクウネルに載せて頂いた時のように、
ここに載ったおじ(い)ちゃんおば(あ)ちゃんも
「見てん!!載ったんよ〜」と鼻高々に見せたり配ったりしとるんかな〜と
想像を巡らせるだけで、あたたかい気分に。
(うちのおばあちゃんは50冊くらい買って配ったらしい…!)
ほっこりと洗練された冊子を閉じると、
突如裏表紙が北予備の広告であることに、ニヤリ。
ぐっとくる。


この冊子は市がオーダーして、季刊誌で出してるらしい。
懐深いよ北九州。
フィルター通せば曽根の漁師のおっちゃんもフォトジェニック。しぶいぜ。
そういえば、以前乗ったスターフライヤー(北九〜羽田便)の機内誌が別冊「GQ」だった事にも驚いた。
どうやらデザインやイメージに理解があり、力を注いでいる様子。あついよ北九州。


そういえば、わたしもそうであるように、
周りも含め北九っ子の、
地元に対する愛情たっぷりな毒づき方は一体なんでしょうね。
どこであっても、地元というのはそういうものでしょうか。
しかし、改めて、こんなにいいところだったんだ!!などという再発見は
比較対象となる風景の蓄積や心の鍛錬なしに気付くのは難しい。
どこをいいと思うのか、
なにが豊かと思うのか、
切り取り次第、
編集次第である。


ちょうど現在レコーディングしている曲の一節(つくったのは4年前だが)
「目に見えるものは君がcut&paste」という歌詞とクロスする。
見方ひとつ、魅せ方ひとつ、
人差し指と親指で囲ったスクエアになにをおさめるのか、
それをどう思うのか、
年齢が重なるにつれ、
「アリ」なものが増え、いいと思うものが増え、
(決めつけないことが増えたのだろう)
豊富な選択肢のなかで
惑いながらも、審美眼が培われる時。
味のあるフィルターとなれ。
一生なんてコラージュ次第。







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ほぼ忘却、
素通りしていたバレンタインでしたが
女子としてちょっと反省。
遅ればせながら、ガトーつくったよ。
料理はいい気分転換になります。
by akiha_10 | 2010-02-20 01:26 | Daily thinking
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